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                       貞享義民の里を訪れる  

          共同組織活動交流集会の帰り道に東都福祉協議会のメンバーを乗せたバスは松本市の郊外にある義民の里を訪れました。
          今から320年前、信州松本で起きた、国許家老によって年貢を近隣に比べ、格段に厳しくした。
           当時、もみ一俵に対し米二斗五升挽きであったものを、米三斗挽きに引き上げられ、さらに米三斗四・五升挽きを厳命してきた。
          年貢に苦しむ農民を見るに忍びず身を挺して農民を救おうと、多田加助を首領とする同士が郡奉行へ訴え出た。
この企てが農民の知るところとなり、農民が次々と押し寄せた。
           藩は、元に戻すようなお触れを出し、一旦は農民を解散させ、約束も反故にして首謀者に過酷な犠牲を押し付けた事件である。
          この農民の戦いを記念した「貞享義民記念館」である。